塩尻分団は、塩尻駅前の中心市街地から、みどり湖駅周辺、国道19号や20号、153号に沿う地域を管轄する、塩尻のなかで最も団員数の多い分団です。鉄道の要衝と呼ばれる塩尻駅周辺には、商店街や住宅地が広がり、東側の国道沿いは住宅地のほか、のどかな田園地帯が広がります。また、阿禮神社や中山道を中心に塩尻宿として繁栄してきた歴史を感じさせる名所旧跡も数多く残ります。
塩尻峠周辺の住宅や工場の火災時には、水利(防火水槽・河川など)から離れているケースも多く、ホースを中継して消火活動を行います。
小さな河川も多く、落ち葉や土砂などによって流れが滞ることで氾濫するリスクも想定されています。そうした被害に備えて土のうや、持ち運べる小型ポンプで備えます。
阿禮神社例大祭や、小坂田公園花火大会の警戒活動など、地域イベントの開催もサポートしています。塩尻東地区ふれあい運動会では、ホースと法被(はっぴ)をバトンにして消防リレーに参加し、運動会を盛り上げています。
消防団を身近に感じてもらえる活動を実施
塩尻分団第1部でインスタグラムを運用しています。火事や災害への出動だけでなく、日頃の訓練や地域イベントのサポートなど、日常のさまざまな活動について発信しています。地域の皆さんに少しでも身近に感じてもらいたいと思い、発信を始めました。ぜひ一度、インスタグラムをチェックしてみてください。消防団の新たな一面を知っていただければ幸いです。

地域の子どもたちに防災への関心を持ってもらうため、東中学校を訪問して出張授業をおこなっています。生徒たちは事前に勉強して望んでくれているので、鋭い質問も多く飛び交います。実際に消防車に触れてもらったり、防火衣を着てその重さを体感してもらったりと、体験を通じて学べる時間です。
また、通学路にある消火栓を一緒に見に行き、「帰り道に確認してみよう」「緊急時以外は触らないようにしよう」といった注意喚起もしています。

松川さん(会社員)
地元のお祭りに参加した際、同じ部会の先輩に誘われて入団しました。消防団のことは以前から知っていましたが、正直なところ「訓練が厳しくて忙しい」というイメージを持っていました。しかし実際に活動してみると、その印象は大きく変わりました。現在の主な活動は、毎月15日の「市民防火の日」で、訓練もありますが日数は多くありません。地域の先輩・後輩ともに仲が良く、皆さんいい人ばかりで充実しています。
「操法大会」は、美しさとスピードの両方が求められる競技性があり、練習すればするほど動きが磨かれていきます。仲間と同じ目標に向かって頑張る練習は、熱中した部活を思い出します。
取材日令和6年10月13日