01 消防署があるのに、消防団が必要なの?
大規模火災や、近年増えている地震や台風、水害などの際には、消防署だけでは人手も時間も足りず、すべてに対応しきれない状況が起こりうるからです。
最近は火事が少なくなってきているものの、全国的にも多発している災害時の対応に備えることが、より重要になってきている側面があります。
もしも、塩尻市で大きな災害が起きたら・・・。塩尻消防署や広丘消防署の消防車がすべて出動してしまって、助けが来るのが遅くなることが考えられます。そんなときに、近所で初動対応を担えるのが消防団です。
02 面積290k㎡の塩尻市に対して、消防署は2つしかありません。
塩尻市は「松本広域消防局」が管轄していて、市内には塩尻消防署と広丘消防署の2つの消防署があります。(楢川地区などの一部地域では木曽広域消防本部とも連携しています。)
しかし、塩尻市は面積が約290k㎡と広く、約76%が山間地。現場までの距離や地形の影響で、消防署の車両が到着するまで10分以上かかる地域もあります。迅速な対応ができないことも十分に考えられます。
03 近所を知る地元の人が、必要とされるのです
火災時には、初期消火が被害を抑える大きなポイントになります。そのため水の確保は、近所をよく知る消防団の土地勘や情報が必要になります。
さらに、塩尻消防署や広丘消防署から遠い地域であれば、なおさら近所に住む消防団員による初期消火活動の重要性は高まります。消防団が放水まではできなくても「消火栓がここにある」と分かっている消防団員の手によって、消火のための水の確保がなされていれば、消防署による放水までの時間を短縮することができます。また「火元には〇〇さんが住んでいる」などの情報があれば、消防署による救助活動にも役立ちます。
04 塩尻市には、宿場町としての歴史が色濃く残っています
奈良井宿と木曽平沢地区は木造の建物が軒を連ね、江戸時代の面影をそのまま残す地域として「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されています。美しい景観が評価される一方で、木造建築が密集するがゆえに、大火につながるリスクが高いとも言われています。
それでもこの風景が今日まで受け継がれてきた背景には、地域の方々が長い年月をかけて守り続けてきた努力と想いがあります。
05 無償では、ありません
消防団員の身分は、消防を本業としない市民によって構成される「特別職の地方公務員」。18歳以上であれば男女問わず入団できます。
消防団員には年額報酬や、火災や災害などに出動した場合の出動報酬、勤続年数に応じた退職報償金などが支給されます。
06 強制では、ありません
有事に備えた訓練や、防災活動がありますが、仕事や家庭などプライベートを大切にしながら活動しています。
「仲間と一緒にまちを支え、守ろう」という気持ちで運営されていて、飲み会などへの強制的な参加を求められることもありません。
07 女性団員の活躍の場が広がっています
東日本大震災時には、避難所での女性や乳幼児、高齢者への配慮不足が課題となりました。特に災害時における女性ならではの避難所サポートが、期待されています。
08 団員数が減少する消防団地域を守る力を途切れさせないために
地域を守るために真っ先に駆けつけて支えてくれる消防団員。しかし今、消防団員は減少しています。高齢化や人口減少、消防団の活動の認知不足など、さまざまな理由が重なり、成り手不足が課題となっています。
地域を守る力は、突然生まれるものではありません。
普段の暮らしの中で、関わる人が少しずつ増えることで支えられています。
もし今、「自分にもできることがあるかもしれない」そう感じたら、それが最初の一歩です。
入団についてのご相談やお申し込みは、入団申し込みフォームより受け付けています。
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